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全校昼会の話1.30 自分を応援する言葉

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 プロ車椅子テニス選手の国枝慎吾さんが、現役を引退することを発表しました。国枝さんは20年近く世界のトップ選手として活躍し、東京2020大会を含めオリンピックで3回も金メダルをとりました。その国枝さんがまだ世界一になる前、メンタルトレーナーから「世界一になりたいではなく、世界一になると毎日言いなさい。」とアドバイスされ、それから毎日、鏡の前で「オレは最強だ」と自分に言い聞かせ、ラケットにもこの言葉を書いたテープをはるようにしたそうです。そして、それからずっと、試合の前や試合の途中に、「オレは最強だ」と、気持ちを奮い立たせてプレーをしたそうです。もちろん「オレは最強だ」と毎日言っても、それだけで誰もが強くなれるわけではありません。他の人よりも努力をすることや相手に合わせて作戦を立てること、体調の管理も必要です。試合に勝つための準備をしたら、後は自分の力を信じるために、自分を応援する言葉として「オレは最強だ」があったのです。
 私たちが生活する中で、「オレは最強だ」と言う機会はあまりないので、みなさんは「やればできる」という言葉を使うのはどうでしょうか。これは、お笑い芸人の高岸さんという人がよく言う言葉ですが、この言葉には、「努力をしたら、誰でも前より成長することができるよ。」という意味が込められているそうです。世界一を目指さなくても、昨日の自分より少しだけ成長した自分になる努力を毎日続けていきたいですね。
           校長 景山賢治

※写真は、ニンジンの葉です。寒い日が続きましたが、少しずつ大きくなっています。

公開日:2023年01月30日 15:00:00