【タイトル】
運動を楽しむために【本文】
中学校から大学まで運動部に入ったが、個人種目が多かったためか、「全員が一丸となって」とか、「クラスの団結力を養う」という言葉が苦手である。実はこれは、6月7日から始まる長なわチャレンジウィークのねらいにある言葉である。学校らしいねらいではあるが、単純に運動を楽しめないのではないかと心配になる。そもそも運動の目的とは、運動すること自体を楽しむこと、健康や体力の向上、運動を通して人と競い合ったり、交流したりすることなどであると思う。一緒に運動している仲間でも運動に対する思いや願いは違う。それなのに「一丸となって」や「団結力」という言葉で、みんなが同じ思いを持つことが求められることを重たく感じるのである。 担任時代は体育主任をすることが多かった。体育の授業について真剣に学んできたし、体育的行事の運営にも中心となって取り組んできた。その中で大切にしてきたことは「運動嫌いの子供を作らない」であった。長なわチャレンジウィークには、もう一つのねらいがあり、「長なわとびに親しみ、楽しく跳べるようにする。」とある。子供たち一人一人の思いや願いを大切にしながら取り組んでいきたい。 校長 景山賢治【添付ファイル】
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