【タイトル】
学校の当たり前を変える【本文】
4年生のハードル走の学習の様子です。普通で、当たり前の景色に見えますが、多くの学校では当たり前ではないかもしれません。学校の当たり前では、運動会のあった次の週は、体育をやらない学級が多いのです。その理由は、運動会の練習のために、多くの体育科の授業時数を使ってしまうからです。また、運動会直前になると毎日のように体育があり、一日に2時間以上やることもあります。そこで、疲れを取るために体育をやらないのです。しかし本当は、この学校の当たり前の方がおかしいのです。体育の授業時数は週当たり約3時間です。運動会前に体育の時数を増やしても、4時間程度であれば、ほとんど影響がありません。運動会の次の週に体育の時数を1~2時間減らすことはあっても、全くないというのはおかしいことなのです。運動会は小学校の重要な行事であり、子供の成長に貢献してきました。また、学校教育活動を保護者や地域の方に公開するよい機会です。しかしその反面、子供たちや教員に、大きな負担となっていた行事です。 本校で行ったスポーツフェスティバルは、コロナ対応から生まれたものですが、学校教育活動の改善につなげるねらいもあります。来年のスポーツフェスティバルを行った次の週に、全ての学級で当たり前のように体育が行われていたら、改善が進んだことを表します。学校の当たり前を変えることは、子供たちと教員にとって、望ましい学校生活に変えていくことでもあるのです。 校長 景山賢治【添付ファイル】
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