【タイトル】

全校朝会の話3.22 自分にできること

【本文】

 今年度最後の全校朝会です。そこで、「ハチドリのひとしずく」というお話を紹介します。  森が燃えていました。 森の生き物たちは、われ先にと逃げていきました。 でも、クリキンディという名のハチドリだけは、 行ったり来たり口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは 火の上に落としていきます。  動物たちはそれを見て 「そんなことをして、いったい何になるんだ」と笑います。 クリキンディはこう答えました。 「私は、私にできることをしているだけ」  クリキンディが何千回、何万回と口ばしで水を運んだとしても、森の火事を消すことはできないかも しれません。そして、他の動物たちのように何もせずに逃げ出すことの方が、かしこいやり方かもしれません。それでも私は、自分にできることをするクリキンディの姿にあこがれます。  これからの皆さんの人生の中でも、大きな困難に出会うでしょう。あるいは、大きな夢や目標の前で立ち止まってしまうこともあるでしょう。そんなときに、何もせずに逃げ出したり、あきらめたりすることなく、そのときの自分にできることをする人であってほしいと思います。           校長 景山賢治


【添付ファイル】

この記事に添付ファイルはありません。