【タイトル】
全校昼会の話10.17 セイタカアワダチソウ【本文】
学校に来る途中、荒川の河川敷を通りますが、ススキに混じって背の高い黄色い花をたくさん見ます。この黄色い花は「セイタカアワダチソウ」と言って、北アメリカ原産の植物です。このセイタカアワダチソウは、根から化学物質を出し、そばに生えているススキの生長のじゃまをするそうです。ただ、ススキが減った後にセイタカアワダチソウが増えるのですが、増えすぎると自分が出した化学物質で弱ってしまうそうです。残念な植物ですね。また、この植物は花粉症の原因となるブタクサとよく間違われます。ブタクサは風で花粉を飛ばすのですが、セイタカアワダチソウは虫が花粉を運ぶため、花粉症の原因にはなりません。それなのに、花粉症の原因と思われてしまうのが残念です。このほかにも、セイタカアワダチソウは、花のつぼみを天ぷらにして食べることや、葉っぱをおひたしやごま和えなどにして食べることもできるそうです。花の部分は洗って乾かした後、ネット入れてお風呂に入れると入浴剤になるそうです。ミツバチは、この花のみつを集めて蜂蜜を作ります。河川敷にたくさん生えている植物ですが、ちゃんと名前があって、人の役にも立つことがわかりました。ただ、その辺に生えている植物が、みんな食べられるわけではないので、きちんと調べて正しく知ることが大切です。同じように人に対しても何となく自分と合わないと言って、相手を嫌な人と決めつけたりしないで、相手をよく知ることが大切です。そして、自分のことを相手に分かってもらうための努力もしましょう。 校長 景山賢治【添付ファイル】
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