【タイトル】

引き渡し訓練~関東大震災から100年目~

【本文】

 今日、9月1日は「防災の日」です。今日が防災の日になった理由を六砂小の子供たちは知っていますが、保護者の皆様は、ご存じでしょうか。今から百年前の1923年9月1日に、関東大震災が発生しました。約10万5千人の命が犠牲になりましたが、その内9万人以上は、地震の後に起こった火災で亡くなった人です。関東大震災のような被害を繰り返さないこと、防災の大切さを広めるために、9月1日が防災の日となりました。  地震の後には火災が起きるかもしれないこと、海の近くでは津波が起こるかもしれないことを、関東大震災や阪神・淡路大震災、東日本大震災から私たちは学びましたが、今、地震の後の火災や津波の他にも気を付けたいことがあります。  大きな災害が起こったとき、知りたい情報をなかなか手に入れることができません。そういうときに、間違った情報や、ウソの情報がSNSなどを通じて広がることがあります。また、画像生成AIを使用したフェイク画像が拡散することもあります。  関東大震災の時には、不確かな情報や根拠のないうわさ話によって、多くの人が命を落としたり、命を奪われたりしました。自分が聞いたり、見たりした情報が事実なのかウソなのか、冷静に判断することが大切です。  最後に、地震はいつ起こるかわかりませんが、地震が起きたときに備えることはできます。家の中のどこが安全か、危険なものはないかを確認してください。また、地震発生から72時間、3日間を生き延びるために、水や食料、災害時に必要なものを入れた非常持ち出し袋の用意をするようにしてください。  この後に子供たちの引き渡しを行いますが、廊下には子供たちが作った夏休みの作品が置いてありますので、静かに、ゆっくりと歩いて移動をしていただくよう、お願いいたします。       校長 景山賢治


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